アイルランドにて、音楽を使ったウォーキング支援について発表してきました

はじめに

こんにちは、M2の大坪です!

音楽を使った歩行ペース誘導システム(その名もBeatSync)に関する研究結果を、アイルランドの首都ダブリンにて開催された国際学会MobiHealthで発表してきました。

アイルランド・ダブリンの公園にて

この記事では、その空気感を写真も交えながら紹介できればと思います。

11月12日: アイルランドへの移動日

(まさかこの移動日に最大の試練が訪れようとは、この時誰が予想できたであろうか…)

AM 5:00に起床。その後、パスポート、PCなど、持ち物を最終確認し、意気揚々と電車で空港に向かいます。ここまでは順調でした。

しかし、関西空港(KIX)まであと3駅の地点まで来た時、事は起こりました。
ふと、航空券を確認したときのこと。


あれ・・・

ITM (伊丹空港)?!?!

国際線であることと、帰国時は関西空港に到着するため、出発時も関空だと思い込んでいました。

今向かっている関西空港と伊丹空港は真逆の方向です。

私の乗っていた電車はまさにこの瞬間、駅から出発しようとしていたので、ホームに急ぎ降ります。

そのまま地下通路で逆側方向の電車ホームまで全力疾走し、難波方面の急行に滑り込みます。深呼吸し、伊丹空港までどのルートが最速か、一人作戦会議を開始します。

まずは乗換案内アプリを使って伊丹空港到着時刻を調べました。

乗換案内アプリは言いました。「伊丹空港駅 8:10到着」
※飛行機の出発時刻は8:00、荷物受付締切は7:40。


間に合わんやんけええぇ!!!!!!!

パニくる自分を落ち着け、諦めず他の手段を調べます。
すると、難波駅から出るリムジンバスに乗れば 7:40 に着けるとの情報を得ました。ということは、タクシーを使えばもっと早く着くかもしれない?

希望の光が見えてきました。

難波駅到着後、タクシー乗り場までダッシュ。普段走っている成果?が現れました。

タクシーを捕まえ、「とにかく最速で行けるルートでっ!!」と運転手さんにお願いします。この時 7:10。

無事タクシーに乗れたことに安堵するのも束の間、
高速道路でも試練は待っていました。

渋滞のためタクシーは時々停まったり進んだりの繰り返しに。しかも原因は落下物。おいー!


時間もついに7:30を廻ります。まだまだ前方は渋滞していたため、水本先生に無理かもしれないです報告すると共に次の便への振替も検討。しかしJALもANAも全て満席で空きはないとのこと。もし8:00便に乗れなければ、往路の全旅程取り直しが確定です。ひぃ…

7:40 にタクシーは渋滞を脱出。この後、5分で空港に到着します。
運賃の支払い・お釣り授受の時間も惜しかったため、運転手にお札を手渡し、人生初の「釣りはいらねぇ!」をかまします。新鮮でした。

その後、JALカウンターに息切れしながらも辿り着き、なんとか8:00発の便に間に合いました。JALの方と先生方にお手間とご心配をおかけしました。。

11月12日 アイルランド0日目

その後、計約13時間のフライト後、12日夜に無事アイルランドに到着しました。
初めての長時間フライトでしたが、夜行バスと同じくらいの乗車時間でヨーロッパまで来れると考えると、海外がもっと身近に感じられました。

アイルランド1日目

13日は元々学会の会期でしたが、直前に短縮されてしまい、夕方のミーティングまで時間が空きました。そこで大阪大の水本先生と、その学生と一緒に、市内観光へ。下記はそのときの写真です。

街中。どこまで行っても、ヨーロッパらしい景色が続く。
ダブリン城。芝生とのコントラストが素晴らし。
クライストチャーチ大聖堂。地下も含め規模が大きく、迫力がすごい!
トリニティーカレッジ図書館。完全にハリーポッターの世界観。ここで毎日作業したい。

こうして初めて見たヨーロッパの景色に感化されながら、ホテル(現実)に戻ります。

発表は明日なので、夜は最後のスライドチェック。

アイルランド2, 3日目

いよいよ、UCD(University College of Dublin)にてMobiHealth2019が開催されます。

MobiHealthの会場。

私は初日午前の発表なので、すぐに順番が回ってきました。
緊張の瞬間です。

15分間の発表は、一応無事に?終えることができました。途中で音楽を流したのも受けは良かったような。

そして質疑応答。

うーん、やっぱり難しいですね。事前に準備していた項目はなかなか聞かれず。

聞き取れた単語に関することについて話そうとしてみるも、伝わる回答をする事はできず。

発表終了後に、諏訪先生と共に、質問者の元へ聞きに行くことになりました。

他の発表では、学会名であるMobiHealthの名前の通り、スマートフォンで在宅医療支援をする研究であったりと、モバイルを用いた健康支援についての研究が多かったように思えます。

おわりに

初の国際学会口頭発表は、現地に行けるかすら危うい場面に遭遇しましたが、結果的に、それ以外に大きなトラブルはなく無事に発表も終えることができました。諏訪先生はじめとする先生方、秘書さん、実験協力してもらった先輩方、同期に感謝です!

今の僕から言える事は関空と伊丹、羽田と成田に気をつけてください!!と言うことだけです笑


お読みいただきありがとうございました!

発表論文名:

Walking Pace Induction Application based on the BPM and RhythmValue of Music
Otsubo, Atsushi (Nara Institute of Science and Technology); Suwa, Hirohiko (Nara Institute of Science and Technology); Arakawa, Yutaka (Kyushu University); Yasumoto, Keiichi (Nara Institute of Science and Technology)